看護師の転職体験談

看護業界での転職

看護の仕事内容が思った以上に辛いことや、職場環境に馴染めず転職をしたいと考えている方もいると思います。そのような理由から、実際に転職を経験したことのある看護師の体験談を紹介します。現場で起きるターニングポイントを参考にして、転職についてゆっくり考えてみましょう。

転職に失敗した体験談

転職に失敗した日勤パートの看護師のケースを紹介します。この方の場合の失敗要因は、人間関係のこじれと仕事の忙しさから精神的に追い込まれたことにありました。
最初の転職のきっかけは、職場環境に馴染めなかったことです。そこで、常勤から日勤パートの勤務体制に変えて、家庭を中心に考えることにしました。転職先となった職場では、日勤パートで働き出しました。その職場では、夜勤対応を含む常勤の看護師達から孤立する厳しい状況でした。特に女性はこのような状況に敏感で、つい比較をしてしまいます。そのため、派閥のようなグループができあがっていきました。人間関係で悩み決断してした転職も、結局はまた同じような悩みにぶつかることになりました。家庭を優先させたい思いも、残業の多さに奪われたのです。
業務内容はほぼ常勤と同じです。反面、給料は下がりました。残業で定時に終業することも難しい状況は、転職前と何も変わらなかったのです。転職をしても職場環境が変わらないのであれば、転職が悩みの解決につながらなかったことになります。

転職に成功した体験談

結婚退職をして、半年後に看護師として再就職に成功したケースを紹介します。この方は、看護師6年目に結婚退職をしました。職場仲間から引き止められましたが、通勤するには遠く、やむを得ずの退職でした。半年のブランクがあった後に、再就職をすることにしました。ブランクがあったので、教育制度が充実している病院を探すために、看護師向けの転職エージェントに登録しました。登録後、すぐに連絡があり、2つの病院を紹介してもらい面接を受けたのです。転職エージェントのアドバイザーのサポートを受け、内定をもらうことができました。もう一方の病院については、アドバイザーがお断りの連絡を入れてくれました。転職の際のいろいろな負担を軽減することができたのです。
さらに、別の成功ケースを紹介します。この方は、27歳の時に再就職したのは、創立50年の古い病院でした。主に、内科診療やリハビリを行っていました。古い病院だったため、設備面に少し不安なところがありました。ベッド数も多く、3交代制で夜勤もある仕事でしたが、以前のように忙しくない職場でした。そのため自分の時間を持てたので充実した日々を送っていました。職員も優しくて、仕事以外でも交流が持てました。中途採用者にはエルダーが対応してくれ、仕事の教育や相談にも乗ってもらえる整った職場環境でした。また夜勤があった場合も、しっかり休みが取れました。給料面では、低い基本給でも賞与や昇給が充実していたため、不自由なく満足できたのです。このような場合は、転職成功と言えるでしょう。