転職回数が多くても毎回万全の準備で臨む

自分なりの目的と一貫性を持つことが大切

転職回数が多いと、転職が不利になってしまう場合があります。ですが、転職を諦める必要性はありません。転職に備えて、万全の準備をしておくことで対応できるのです。
大事なことは、転職に対する自分なりの目的と一貫性を持つことです。転職の際に、必ずと言って良いほど聞かれるのは、これまでの退職理由と今回どうして転職しようと考えたのかの理由です。この理由をきちんと説明できるように、準備しておきましょう。内容次第で、転職回数の多さはプラスにもマイナスにもなります。自分なりの明確な目的があり、そのための転職であることを会社にきちんと説明することが大切です。今回の転職で、その目的を達成することができるということもしっかりとアピールしましょう。もちろん、達成できる根拠もはっきりさせておく必要があります。
そして、転職回数が多いことから連想されるのが、様々な職業に就いてきたというイメージです。経験豊富とも取れますが、一貫性を持たずに仕事をしてきたのではないか思われやすくなります。職種は違っても、自分の考えや思いに一貫性を持たせるようにしておきましょう。自分の中に何か1つの筋を持っていることを説明できれば、転職回数が多いことはプラスになるでしょう。

マイナス部分に目を向けすぎない

なかなか採用されない状況が続くと、転職回数が多いことを原因にしてしまうことがあります。しかし、実際の原因は違うところにある場合がほとんどです。転職回数が多いからということを言い訳にしてしまっているのです。本当の原因に目を向けられないようではいけません。自分の何が原因なのか、本質を見抜けるようにしておきましょう。
転職活動をしていると、応募の段階で足きりにされてしまうこともあります。足きりの理由は、その会社独自の判断基準によるものなので、理由を知ることはできません。転職回数を気にする会社もありますが、それが理由でない会社もあります。ですから、あまり気にしたり不安になったりせず、次に臨むことが大切です。会社の判断基準に当てはまらなかっただけで、あなた自身を全否定された訳ではないのです。転職には、気持ちを切り替えて前進していく思考や行動が重要です。
転職回数が多くなったことは変えられない事実です。そのことに気を取られるのではなく、今持っているスキルや経験などの質を高めていくことに全力を注ぎましょう。

自分を客観視すること

自分の転職ですから、自分のことに集中するのは当然です。ですが、少し目線を変えて採用する会社側の立場にも立ってみましょう。採用する側が欲しいと思う人材は、どんな人材なのか？自分の立場を主張するだけでなく、採用する側が欲しがるのはどういう人材かを理解できれば、アピールもより伝わりやすくなります。
何をおいても大切なことは、万全の準備で転職活動に臨むということです。転職回数の多さをプラスに活かしていける準備をしておきましょう。準備もせずに転職活動をだらだらと進めていては、受かるものも受からないのが現実です。きちんと準備した上で、自信を持って転職に取り組みましょう。